どうも黒鳥エリ男です。
今日は経済的生存戦略の一つとして、財務諸表を理解したいと思います。
とはいっても、まずは財務諸表を見たときに拒絶反応を示さないぐらいのレベルを想定しています。(というか自分がそのレベルです。)
また、詳しく解説する財務諸表も自分が分かる貸借対照表と損益計算書の二つに絞ります。
そもそも財務諸表って?
そもそも財務諸表ってなんでしょうか。
wikipediaによると
財務諸表(ざいむしょひょう、financial statements)は、企業が利害関係者に対して一定期間の経営成績や財務状態等を明らかにするために複式簿記に基づき作成される書類である。日常用語としては、決算書(又は決算報告書)と呼ばれている。
となっています。
うむ。よくわからない。
よくわからないので勝手に要約すると
企業が財務状態を明らかにするための書類
ということになります。
また、財務状態をどの観点から見るかで財務諸表は以下の4種類に分類されます。
- 貸借対照表(B/S)
- 損益計算書(P/L)
- キャッシュフロー計算書(C/F)
- 株主資本変動計算書(S/S)
上から順に
資産の観点から見たもの
損益の観点から見たもの
収支の内訳の観点から見たもの
株主資本変動計算書は・・・わかりません。投資をしていてもあまり見ることはない気がします。
ですが上三つさえ理解できれば、
- 資産が健全がどうか(借金は多いか少ないか)
- 利益は出ているか
- 利益は何の活動によって生じているか
がわかるようになります。
財務諸表を理解する必要性ってあるの?
普通に?生きていたら財務諸表を意識することなんてあまりありませんよね。
では、なぜ経済的生存戦略の一環として必要なのか。
理由は2点あります。
株式投資に活用できる
王道な使い道ですね。
投資には主にテクニカルとファンダメンタルという二種類の投資方法がありますが、ファンダメンタル投資の中核を成すのが財務諸表です。
借金まみれで利益が全くない会社と、借金がほぼなく利益がたくさん出ている会社、どちらに投資したいですか?
財務諸表を理解せずに投資するということは両者の違いが分からないということです。
いかに財務諸表が重要かわかりますね。
自身の経済状況が確認できる
こちらは理解+作成が必要ですが、自身の経済状態を財務諸表より確認することができます。
収入、支出、資産はいくらあるのかを確認し、無駄な出費や抑えられる出費、借金の総額を把握することで財務の健全化の方向性が決めれます。
そして、浮いたお金を投資に回すことで経済状態をさらに改善することが可能となります。
サラリーマンがアーリーリタイアを目指すならば財務の健全化は確実に必要です。
貸借対照表の中身
では貸借対照表の中身を見ていきます。
貸借対象表は下に示したような形をしています。
左側が所有している資産で、流動資産として現金や預金、有価証券、受取手形などが入ります。
また、固定資産として土地や建物、機械などが入ります。
対して右側の負債の部分には買掛金や未払い金、借入金などが入ります。
純資産には資本金や資本余剰金などが入ります。
一番下には資産を合計したものと負債純資産を合計したものが同額入ります。
つまり資産=負債+純資産という方程式が常に成り立ちます。
直感的に資産は純資産-負債なのではないかと思う方もいると思います。
自分も最初は同じ考えで違和感ありました。
ただこれは「現時点で所有している金額」=「資産」と考えれば合点がいきます。
今1万円持っていて、友人から5千円借りたとします。
この時の所持金は「元々持っていた1万円」+「借金した5000円」で1万5千円となることがわかります。
この1万5千円で1万3千円のカメラを買った場合貸借対照表は下のようになります。

こう見ると分かりやすいですね。
もちろんカメラを買わなければ現金の部分が15000となります。
貸借対照表を見て何がわかるかというと、
- 投資でよく使う自己資本比率
- 財務が改善に向かっているか悪化しているか
- 資金繰りに苦労しそうか
などが分かります・・・が、今回は理解が目的なので深いところは触れずにおきます。
たぶんそのうち書きます。
損益計算書の中身
次に損益計算書の中身を見ていきます。
損益計算書は貸借対照表と比べてシンプルでわかりやすいです。
形としては以下のようになります。
形だけ見ると分かりにくいですが中身はかなり簡単です。
基本は上から引き算と足し算をしていくだけです。
横線の左下に何ちゃら利益とあると思いますが、そこで途中途中計算することで各種利益を出しています。
適当に具体例を書くとこんな感じになります。
矢印は本来はありませんがわかりやすくするために書いています。
各利益や売上高は矢印先の数字とリンクしています。
また矢印は書いていないですが、売上原価の総額は一番上の横線の200000というものになっており、各項目の総額が横線の上に記載されます。
これを上から引き算足し算していくだけ、簡単です。
損益計算書を見て何がわかるかというと
- 収益率
- 本業の儲かり具合
- 何が収益を牽引し何が足を引っ張っているのか
などがわかります。
こちらも貸借対照表と同様に深くは触れず、そのうち書きます。
まとめ
以上、財務諸表および貸借対照表と損益計算書の紹介でした。
今回はあくまで見たときに拒絶反応を示さないぐらいのレベルを目指していたので、貸借対照表と損益計算書の概形だけで詳しい中身は説明しませんでした。
まずはどういう形で、どういったことが記載されているかだけでも理解することが大切です。
また、試に投資しようと思っている会社のIR情報から財務諸表を見てみると良いかもしれません。
何枚も見続けると何となくどこが大事か、どこを詳しく見ればいいか分かってきます。
ぜひとも財務諸表を理解して経済的生存戦略の基礎を作りましょう!
ではまた!




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